アピール
このページは東日本大震災の復興支援のために「私達に出来る事の考え」をアピールするページです
皆さん、お元気ですか?
パパラギ 武本匡弘
御自身、御家族、そして御友人の方々が御無事でおられる事を祈る気持ちで配信させて頂きます。
震災によって大きな悲しみの中にいる被災者の方々を想うと言葉がありません。
今、私達に出来る事は何かと考え、出来る事からひとつずつでも実行しようと決意をしています。
私は11日の地震があった日、山口県上関にいました。
そこで原発建設による、埋め立て予定地になっている「田ノ浦」の海で撮影をしていました。
目の前のビーチでは中国電力の人達と祝島の人達と支援の人達との間でこぜり合い等もあり、緊迫した状況ではあったのですが、撮影を終え海から上がり、カーラジオで地震のニュースを知りました。
それから1週間を経て、19(土)の連休初日に震災後初の海洋業務の復活として、富戸と海洋公園で潜って来ました。
”よこばま”のいつものエントリースロープで手を合わせ、海に入りました。
連休でありながら、当然富戸にも海洋公園にも合わせて20人ほどのダイバーが居るのみ、閑散とした観光地の風景の中、現地の人々は皆、この先の不安を訴えていました。
今、何よりも被災地への支援を優先すべきである事は当然ですが、私達の生活状況の中でやれる事を見極め、私達自身が元気である事が被災者の方々のために意義のある事へつながるのだと思います。
パパラギではこの1週間みんなで意見を出し合い、考えた結果、チャリティーや募金、そして海の仲間達に呼びかけ、様々な取り組みを行なっています。
是非、ホームページをご覧下さい ↓
https://www.papalagi.co.jp/databox/data.php/fukkou_ja/code
賛同してくれる団体・個人との協働作業は日々増え続け、更新しています。
考えつく人たちに声をかけ、呼びかけを行っています。
また、出来るだけ多くの人達からの御意見・御提案を頂きたく、支援に関するメールアドレスを開設しました ↓
shinsai_ouen@papalagi.co.jp (パパラギ震災復興支援専用メールアドレス)
もちろん、私宛てに直接頂いてもけっこうです。
私達は、三宅島噴火の後、2005年の帰島の際には復興の支援に複数のスタッフとで島に渡りました。
2007年の中越沖地震の際には、山古志村に支援スタッフを送ったりという経験があります。
若くて体力もあり、救命救急の技術のあるパパラギのスタッフはこういう時に活躍出来る力を持っています。
しかし、今回の被災地での原発事故による影響を考えると、躊躇せざるを得ない状況で大変複雑な思いをしています。
今はとにかく被災者の苦しみと悲しみに心を共にし、自粛するべき事は自粛し、行動すべき事は行い、私達が元気の発信をする事が使命ではないかと考えています。
是非、何かご意見、情報等ございましたら武本までお知らせ頂きたいと思います。
最後に、皆様の御健康をお祈りすると共に、被災地で寒さと苦しみ、そして悲しみに耐える多くの方々に一日も早い春が訪れますことを心から願っています。
合掌。